オスモオイル
今までこの古民家再生で使用してきた塗料は無臭柿渋と蜜ロウワックスです。 柿渋は昔から使われてきた自然保護塗料で、蜜ロウも自然素材のみで作られたワックスです。 着色部分は柿渋をそのまま塗ったり、墨を混ぜて古色に調色して使ってきました。 生地色のままにしたい部分や、汚れ止めをしたい部分には追加で蜜ロウを塗っています。 いずれも屋内の保護・着色塗料として使用していて、特に蜜ロウは外部には適しません。
再生をしてから2年が経過し、新しく入れた無塗装の外部木製建具もだいぶ色が褪せてきました。 樹種は米ヒバで脂分が多く水に強い性質がありますが、そのため塗装ものりにくいと聞いていたので少し時間を置いてから塗装をすることにしました。
蜜ロウは外部には不向きなので、今回は新しくオスモオイルを取り寄せてみました。 オスモオイルは自然素材から作られたドイツの保護塗料で外部にも使用できます。 少し値が張りますが、木肌がどのように変化するか楽しみです。