古民家の宿命?

古民家の宿命
侵入してくる虫や獣とのいたちごっこ。これは古民家に住む者の宿命かもしれません。もちろん全てを綺麗に直す「古民家再生」であればこんなことは無いと思います。ですが柳屋は必要最小限度の修繕を行いその中に小さな居住スペースを作ったので、居住スペース以外の部分はいたるところに穴が開いていて、建具も隙間だらけです。

こうした隙間からは色々な虫獣が侵入してきます。周りを屋敷林に囲まれていることもあり最近ではコウモリが侵入してくるようになりました。すぐに全てを塞ぐことはできませんが、少しずつ埋めていきます。

問題は何で埋めるか、ですが普通は現場発泡ウレタンやコーキングになります。ただいずれも後々の撤去が大変なのとウレタンは紫外線にも弱いのであまり使いたくありません。そこで何か良いものは無いかと考えていたところ、足元に落ちていた鉋屑が目にとまりました。これを試しに穴に詰めてみたところ、程よく隙間を埋めることができました。もちろん接着してるわけではないので風などで落ちてしまうかもしれませんが、一旦はこれで様子をみてみたいと思います。

下屋の上
補修の際、下屋の上に登りました。下屋といえど4寸勾配の屋根の上は結構怖いです。