今年のお盆休みに玄関土間上の部屋に吹抜けをつくりました。日々の記録にアップするのをすっかり忘れていて今の更新になってしまいました。元々何も使っていない部屋で持て余していましたが、立派な梁が見えるので玄関土間からこの梁を見えるようにしたいと思っていました。
この頃は真夏の一番暑い時期で板金屋根の2階はサウナ状態、板を外そうと釘を抜く作業をするだけでも汗が滴り落ちるくらいでした。
最初は板を外してどんな感じに見えるか様子を見るだけの予定でしたが、いざ穴を開けてみると落ちそうで怖かったので急遽手元にある材料で手摺も作りました。材料はおえの床を張った時に注文して余っていた根太材です。45×55の部材から笠木や支柱、貫材など必要部材を切り出して作りました。材料はかなり華奢に見えますが、四方を通し貫で囲ったので意外と頑丈にできました。
最後に墨入り柿渋を塗って完成です。玄関土間から見上げると写真の様になりました。見せたかった梁や照明がちょうど見えます。手摺も抜け感を邪魔しない程度にスッキリ納めることができたかなと思います。ここを吹抜けにして以降見学に来られるお客さんからは度々旅館みたいという感想をいただくようになり、嬉しい限りです。