気候風土適応住宅

気候風土適応住宅
気候風土適応適応住宅に取り組んでいる先駆者の方がのお話を聞くことができるということで、名古屋まで行ってきました。台風が来ていて電車がストップしてしまっていたのでちょっと怖かったですが、車で行ってきました。気候風土適応住宅は純粋な伝統構法の建物が今後も生き残っていくための唯一の道です。2025年から住宅にも省エネ基準適合が義務化されました。断熱性能の低い建物は作れません。今の基準はまだ低いので良いですが、2030年からは基準がより厳しくなるので本当に建てられなくなるだろうというお話でした。ただそれでは日本の伝統構法の家は新築できないことになってしまいます。そこで出された救済措置として気候風土適応住宅というものがあります。一定の要件を守って設計すれば省エネ計算の外皮性能については不問になります。今回の講習ではこの省エネの問題に限らず、構造の問題にも触れられていました。仕様規定では建物と基礎を緊結するように決められています。そうすると伝統構法の石場建ては建てられない、その救済措置として限界耐力計算という構造計算ルートが設けられました。ただこの限界耐力計算で新築の構造検討を行う場合には構造適合性判定を受ける必要があり、なかなかハードルが高いです。それでも「気候風土適応住宅」と「限界耐力計算」を駆使して現代に伝統構法の石場建てをたくさん設計されている方々のお話を聞けてとても良かったです。また、それ以上に自分自身がどんな建築を設計したいのかということを深く考えるきっかけになった講習会でした。一日で名古屋まで行って帰ってくるのは流石に疲れましたが、有意義な一日になりました。