講習会に参加するために名古屋に行ってきました。駐車場から会場へ向かう道中、小雨の中を急ぎ足で歩いていると、とても趣のあるカフェが出てきました。思わず「いいな」と思い写真を撮りました。長野で設計をしていると、自然豊かな環境で設計することが多いです。そういった土地は設計のヒントになるものが多くてイメージも湧きやすいです。ただ都市や住宅地の場合はどうか。既存建物の改修であれば既存建物という設計の拠り所があり、都市であれば制約も多いので自然と決まってくることもありますが、画一的に分譲された田舎の住宅地などの新築はとても難しいなと感じていました。結果としてそれぞれの土地の所有者の希望でまとめられた住宅が建ち、その集合体として取り止めのない風景ができてしまうのだと感じています。いま松川村でも村主導で移住者を呼ぶために休耕田をどんどん宅地開発しています。仕方のないことかもしれませんが、松川村の一番の特徴だった安曇野の原風景は失われていっていると感じます。この名古屋での体験は今後の設計のヒントになるのではないかと思いました。取り止めのない風景の中にあってもこうしてはっと足を止めたくなる、趣のある建築を考えていきたいです。