窓辺ベンチ1
窓辺ベンチ背面に本棚を作る
以前製作した窓辺ベンチの背面に本棚を作りつけていきます。またベンチ下の収納も天板の開閉方法を改善してより使いやすいように作り替えました。

現場を測り図面を描く
作る前にまず現場を測って図面を描き、必要な材料の確認をします。古民家は壁が垂直とは限らないので下げ振りを使って基準となる垂直を出します。現場を測り終えたところで簡単な図面を描きました。固定方法も考えながらの図面作成なので意外と時間がかかってしまいました。

本棚の材料
材料の調達
必要な材料を確認したところで近くのホームセンターに材料を調達しに行きました。集成材や合板を使えばもっと楽ですが、やはり無垢板を使いたかったので幅広の杉板を選びました。在庫の中では良いものを選んだつもりですが、幅広で薄い材料のためすでに反りが出ていました。多少不安でしたが棚を組めば何とかなるかと思うことにしました。

材の加工
材の加工
本棚にもいろいろな作り方がありますが、今回は側板と仕切板に溝を突いて棚板を差し込む方式で作ります。少し手間ですが無垢板のを使う場合どうしても反りが出てきてしまうので溝に差し込むことで変形を抑えます。

インロー納め
今回は取付け場所の制約であらかじめ組み立ててからはめ込むという通常の方法が取れません。そのため現場で部材を組みながら固定する必要があります。仕切板や側板を金物を使わずスッキリと納めるためにインロー納めに挑戦してみました。側板と仕切板に溝を突くのですが、板が反っていて中々綺麗にできませんでした。でも組んでしまえば見えない部分なので実の位置を調整して取り付けました。

本棚組み立て
組み立て
あらかじめ組んでおいたベンチ部分の下地に合わせて本棚を取り付けていきます。写真の様に前から奥に向かって仕切り板を流し込んでいく方法で組みました。側板と棚板は溝とビス、仕切板は溝とボンドでの固定です。

ベンチ収納
収納部分の改良
ベンチの中は収納にしていましたが、天板の開閉方法を改善しました。もともとはめ込んでいた天板を三分割にしてそれぞれを扉として再製作。今までベンチ上のものを全てどかさないと開けられず不便でしたが、今度は3分割になったのでとても使いやすくなりました。

窓辺ベンチと本棚
緑を眺める心地よい窓辺の完成
窓辺ベンチと本棚が完成して食卓空間がより一層魅力的なものになりました。あとはここに似合うダイニングテーブルとイスを用意するだけです。