雨漏り跡を修繕 この古民家は屋根の傷みが激しく、雨漏りがあちこちで発生していました。特に被害が大きかったのが客間(おえ)部分で、雨漏りの影響で天井板に穴が開いてボロボロの状態でした。既存の天井板は合板だったのでひとまず同じもので傷みの激しい箇所を埋めていきます。まずボロボロの部分を切り取って綺麗な状態にしました。
色合わせ 既存の天井板の色に合せて柿渋と墨を混ぜた塗料で合板に着色します。
下地を入れて固定する 天井高が3m以上あり脚立を使っての作業で、かつ上向きの作業のため1枚固定するのも一苦労でした。若干色が薄いですが、柿渋なので徐々に色が濃くなって周りの板と同化していくと思います。合板は極力使わない方針でしたが既存合わせの修繕のためやむをえません。ゆくゆくは無垢板の天井に変えたいと思います。