窓辺ベンチ
階段下の空きスペースには作り付けのベンチを計画しました。ここは食卓スペースで、このベンチはその椅子も兼ねています。このベンチに腰掛けて窓の外の景色を眺めながら食事をしたり、本を読んだり、書き物をしたり、お気に入りの場所になるよう作っていきます。

床板を張る
まずは荒板の上に床板を張りました。古材ではなく新材ですが、これも杉の荒板をプレーナーに通して綺麗にしたものです。

下地組み
次にベンチの下地を組みました。脚を入れる部分を作りたいので杉の根太をかけて前框を持たせる計画です。ベンチの板厚を30mmの厚いものにしたので根太は3本にしました。

蹴込板を張る
蹴込板も床板と同様、杉の荒板をプレーナーに通したものです。床板と目地を合わせて統一感を持たせました。床から出ていたコンセントも位置をずらして、家具用の延長コンセントを取り付けました。

光りつけて前框を取り付ける
このベンチ製作で一番難しかったのがこの前框の取り付けです。歪んだ柱や斜めの階段がぶつかる部分なので大工さんの見よう見まねで光りつけをして柱や階段の癖を拾いました。無事に納まるかドキドキでしたが、無事一発で納めることができ、柱にもぴたりとつけることができました。

座板の設置
前框を取り付けた後座板を取り付けました。座板の下は収納となっていて、奥の2枚を取り外せるようにしてあります。座板は杉の板目材30mmです。

塗装して完成
他の古材と色調を合わせるため、墨入り柿渋塗装をして蜜蠟ワックスで仕上げれば完成です。とても良い雰囲気の窓辺ベンチができました。