※まだ仕上がっていない部分があるためお引渡し時点での写真になります
所在地:長野県北安曇郡松川村
用 途:住宅
構 造:伝統木造 2階建
耐 震:限界耐力計算による層間変形角の確認
耐震要素:土壁・小壁・差鴨居
規 模:約80坪※主屋のみ
施工①:兼広小林工務店(木工事・電気・設備他)
施工②:株式会社エムエーシー(サッシ・家具・建具他)
竣 工:2024年 ※現在も一部施主工事中
延坪約80坪はある大きな古民家の再生計画です。木柄の大きな立派な柱梁が残るこの古民家は幸いにも雨漏りやシロアリの被害はごくわずで不陸やよろびもありましたがありますがまずまずの状態でした。ただ注意深く見ていくと屋根はセメント瓦が葺かれていて、すでに塗装は剥がれて限界を迎えており、後年の改修工事による既存躯体の破損等が見られました。
今回の再生工事では劣化してしまった重い瓦屋根を撤去して、屋根を全面葺き替えて防水性と耐震性を向上させ、後年の改修工事によって壊されてしまった土壁などを復元しました。できるだけこの古民家が持つ本来の魅力を取り戻し、そこにお施主様の生活スタイルを融合させた間取りと設えを計画しました。
もともと囲炉裏は撤去されてありませんでしたが、お施主様の強い希望により煙出しと囲炉裏を新しく復活させることになりました。正面玄関から入ってすぐにある「囲炉裏の間」はこの家の顔となる場所になりました。
改修前と改修後
現場の様子