始まりの温泉宿 強首温泉樅峰苑(こわくびおんせんしょうほうえん)は秋田県大仙市にある温泉宿です。 閑静な住宅地の中を進んでいくとまるで寺社仏閣のような佇まいの大きなお屋敷がありました。深い緑に覆われ、門の内側だけタイムスリップしたかのような雰囲気を持っています。夕刻に到着したこともあり、薄暗くなりつつある景色の中に提灯が明かりをともし、ひぐらしの鳴くなかで佇むお屋敷の光景は今でも印象に残っています。 また、ここが私たちの温泉巡りの始まりの場所だったのでとても思い出深い温泉旅館です。
玄関を入ると長い廊下があります。秋田杉の床板は長手方向に継手はなく16mを一枚で通していて、照明が反射するほどピカピカに磨かれています。
敷地内にはたくさんの木々があり、住宅地の中にあることを感じさせません。
屋敷北側には雄物川が流れていて雄大な景色を見ることができます。
温泉について 泉質:含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉 お湯は源泉かけ流しで毎分240L以上と豊富で温度も適温、一度入ると体の芯からぽかぽかと温かくなります。内湯と別棟の貸し切り露天風呂があります。
食事について 夕食では鯉の甘露煮、朝食では自家製の豆腐が印象に残っています。鯉の甘露煮は中々のボリュームでしたが臭みが全くなく美味しさのあまりぺろりと食べてしまいました。豆腐はもっちりとしていてデザートを食べているような感覚でした。